ぺんぎん百貨店8F催事場


さて。
古本ぺんぎん堂のイベント出品のコーナーである
ぺんぎん百貨店8階催事場では、このたび、新しい催しとして、

「ミニ特集〜三国志〜」

を開催するはこびとなりました。





三国志!!! 大好きだあああっ。

これを知ってると知らないのでは、人生変わる、
と言っても決して大げさではないと思えるほど、
『三国志』の世界は深く広く、そして面白い。

じゃあ、『三国志』っていったい何?
ってところから始めてみよう。

古代・・・紀元180年代から280年代頃の中国
後漢(末期)・三国時代と呼ばれる時代の物語である。

『三国志』は、「史」じゃなくて、「志」なのがミソではないか、
と個人的には思っている。
歴史ではなく、記録、である。
もちろん、「史」の部分もあるにはあるけど、
単なる歴史書というには、
あまりにも生々しい、英雄たちの生き様
が人々の心を惹きつけるのではないかと。

ベースとなる原典はふたつ。

まずは、 陳寿が書いたとされる
「三国志(「正史三国志」)」

魏・呉・蜀の三国が覇を競った後
蜀がまず魏に滅ぼされ(蜀漢の滅亡)、
曹家が支配した魏も有力な臣下であった司馬炎に皇帝の位を譲るという形で滅亡、
司馬炎は皇帝となって国号をと命名し、さらに呉を滅ぼし、中国を統一。
この晋の時代(西暦200年代後半)に編まれた歴史書で、
魏書・呉書・蜀書からなり、
人物ごとに事件や歴史をまとめた事典みたいな感じの本である。
魏の皇帝から禅譲を受けた晋の書物であるため、やや「魏」寄りに書かれているかな?

三国時代を描いたものが、この本だけだったら、
多分、『三国志』がこれほど人々に愛され続けることはなかったかも。

『三国志』を世に知らしめたのは、
羅貫中(らかんちゅう)作の

「三国志演義(さんごくしえんぎ)」
である。

ぐっと時代は下って、元(げん)末期(西暦1300年代後半)に書かれた作品。
「演義」というのは、「物語」「小説」という意味で、
今で言うとことの、史実を元に書かれた「歴史小説」「時代小説」だ。

   『西遊記』『水滸伝』『金瓶梅』(『紅楼夢』)と共に、
中国四大奇書
と称される名作であり、
民間伝承本や講談なども取り混ぜた、エンターテインメント性の高さが、
その後の『三国志』人気を支えたとも言える。
この本では基本的には劉備が主人公。
貧しい筵売りではあるが漢王朝の血を引く「仁徳の人」劉備が、
関羽、張飛、趙雲といった武勇に優れた仲間たち、
さらには伝説の軍師・諸葛亮孔明を得て、
「乱世の奸雄」曹操と戦う、痛快な物語であり、
判官贔屓の強い日本人のツボにはまる作品である。

「正史」をベースにするか、「演義」をベースにするか、
魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)
の三国のいずれをメインにするか、
誰の視点(魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備、あるいは配下の軍師や武将)
で描くか、によって、
全く、別の物語のように色合いを変えるのも、
この壮大な群像劇の魅力であるのだ。

小説、漫画、アニメ、映画と
『三国志』をテーマにした作品が、次々とあられるのは、
この「史実」と「物語」のあいだの隙間が、すごくいい感じに創作意欲をそそるのと、
ひとつだけとっても、人を感動させる数多くのエピソードがあること、
(もはやことわざや故事成語にまでなっているもののある)
キャラクターが立ってることかもしれない。

日本の小説では、
吉川英治の『三国志(全8巻)』
柴田錬三郎の『英雄三国志』
(「三国志 英雄ここにあり」「三国志 英雄生きるべきか死すべきか」)
北方謙三の『三国志(全13巻)』
陳舜臣の『秘本三国志』『諸葛孔明』『曹操』
伴野朗『呉・三国志 長江燃ゆ(全10巻)』

とか面白いよねー。

漫画では、
横山光輝『三国志(全60巻)』
王欣太『蒼天航路(文庫版全18巻)』

などの読み応えのある名作から、
数々のパロディギャグ漫画などまで生まれている。

最近の映画ではもちろん、
ジョン・ウー監督が、ど派手にぶちかましてくれた
『レッドクリフ』も印象的だし、
アンディ・ラウが趙雲を演じた『三国志 龍の復活』も話題に。

ゲームでも
コーエー”三國志”シリーズや“真・三國無双”シリーズ、
セガの”三国志大戦” などが根強い人気を誇り、
パチンコ台にまで登場したりもした。

「みんな、やっぱり『三国志』好きだよねえ」

これからも、常に最先端のメディアと共に発展を続けるであろう、『三国志』
ますます楽しみである。

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

今回は、店に出品中、あるいは今までに売れた本の中から
三国志をテーマにした本
集めてミニ特集として紹介します。

開催中に新しい本を運良く入手できたり、
店にはないけど、これは面白かったという本の
情報や画像を用意できれば、どんどん追加していこうと思ってます。

楽しい本に出会う手助けになれば幸いです。

ではでは、
興味のある方は
こちらから。←クリックしてください。
それぞれの本のタイトルまたは商品画像をクリックすると
店主のブックレヴュー他、商品の詳細が見られます。

*店のトップページの右サイドのカテゴリー
「三国志の本」
からも入れます。


2012年3月23日 古本ぺんぎん堂店主 ぺんぺん

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