靴ふたつさん(ジョン・ニューベリ出版)
11刷
ほるぷ出版
1988年7月20日発行
定価:新刊としてはセット販売(8万9200円)のみ
152×98mm ハードカバー 
<商品の状態:本体は良好、函小よごれ>

★原題「GOOD TWO-SHOES」(1766年の復刻)
チャールズ・ウォルシュ序文

イギリスのすぐれた児童文学に与えられる、ジョン・ニューベリ賞の起源となった、ジョン・ニューベリの代表作。
彼は1745年、ロンドンのセント・ポール寺院前に世界で初めての児童書専門店を開き、美しい装丁をほどこした小型本(Little Pretty Pocket Book、豆本とも呼ばれる)を約200冊も出版した。
『靴ふたつさん』は、その中の1冊。子どものために楽しみの要素を持つ本を作り出した、心優しい書籍商兼出版業者、ニューベリの出版物の中でも最も人気を博した本。
1765年に出版され、200年間のあいだに約200回も版を重ねた。
オズボーン・コレクション所蔵の1769年刊第4版は、ページの欠落が多いため、この「復刻 世界の絵本館」に収められたものは、1766年の第3版の復刻版(1881年グリフィス・アンド・ファラン社刊)から作られた。
これには、ニューベリの後継者のひとりであり、ジョン・ニューベリ伝『前世紀の書籍商』の著者で、児童書の蒐集家としても名高いチャールズ・ウェルシュが序文を寄せている。ウェルシュは、この物語の著者がオリヴァー・ゴールドスミスであろう、と書いていて、(別の説も紹介)解説には書かれていないが、『児童文学論』の著者で、オズボーン・コレクションを所蔵しているトロント公共図書館の児童司書、L・H・スミス女史も、ゴールドスミス説に賛成のようだ。

少女マージェリ・ミーンウェルとその弟トミーは、両親に死なれて貧しい孤児の身となる。親切なスミス牧師から、片方しかなかった粗末な靴のかわりに両足そろった新しい靴をもらい、よろこびのあまり「私のふたつの靴を見てよ!」と叫んだことから、「靴ふたつさん」と呼ばれるようになるマージョリ。スミス牧師のように賢くなりたい、と一生懸命に読み書きを学び、子どもたちに勉強を教えるようになり、やがては学校の校長に。そして結婚。船乗りとなった弟も冨を得て戻る。貧しい娘がやがては幸せになるという、単なるシンデレラ・ストーリーではなく、死ぬまで、教育に尽力し、貧しい者、弱い者に善行をほどこした女性の波乱の人生を描いた物語で、大人も子どもも夢中になったのも頷ける。

(サブ画像で、函とカットの一部を紹介しています。
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★この本は、「オズボーン・コレクション<全34冊+付録+解説・絵本ガイド>」というセットの一部です。
バラのものが入手できれば、別途出品しますが、この商品については、分売できませんので、ご了承ください。
(単品では注文できないように売り切れ表示が出ていますが、セットのご注文は承っています)

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