大洋に棲む動物たち (ダートン&クラーク刊)
11刷
ほるぷ出版
1988年7月20日発行
定価:新刊としてはセット販売(8万9200円)のみ
211×165mm ハードカバー 
<商品の状態:良好・函つき>

★原題「The Ocean and its Inhabitants」1844年

子どもが無理にではなく、絵を見ていくうちにひとりでに健康な好奇心をそそられ、博物学に対する興味が養われるように作られた絵本。
『復刻 世界の絵本館』に収められている「コック・ロビンの死と埋葬」や「トロットおばさんとこっけい猫君の奇妙な冒険」を出版したウィリアム・ダートンが事業から引退した後、後を引き継いだ息子のジョン・モー・ダートンは、義理の兄弟であるサミュエル・クラークと共同経営を始めた。
『大洋に棲む動物たち』は、ダートンとクラークが1844年から始めた子ども向けの教育的読み物シリーズの第1巻。
文章もおそらく、クラークの手によるものと推定されている。
クジラ、カメ、魚、甲殻類、サンゴや真珠などが手彩色による石版画の美しいイラストレーションで描かれていて、海の生きものの生態と、人間の暮らしにそれがどのように関わっているかを判りやすく解説してある。
クラークは教育者としても熱心に働いた人で、彼のその教育者としての姿勢が、絵本にも反映されている。
序文の中で、子どもの想像力を満足させるために、「正確な絵と色づけ」で事実に忠実な挿絵をつけることに最大の注意を払った、と述べられていて、また彼は「このような教育的な本は、童謡などに親しむことをやめてもらおうとして作ったものではなくて、博物学への関心は、授業として子どもの頭に重荷をかけることなく、子どもがごく幼いころから目覚めさせることができる」と言い、「絵が子どもたちの健全な好奇心を呼び覚ますとき、彼らは喜んで本を読むであろう」と結論している。
これは、現代の児童書出版に携わる人々や子どもを教育する立場の人にも、考えてほしい言葉だ。

(サブ画像で、函とカットの一部を紹介しています。
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★この本は、「オズボーン・コレクション<全34冊+付録+解説・絵本ガイド>」というセットの一部です。
バラのものが入手できれば、別途出品しますが、この商品については、分売できませんので、ご了承ください。
(単品では注文できないように売り切れ表示が出ていますが、セットのご注文は承っています)

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