犬の晩さん会(ジョージ・ラウトリッジ・アンド・サンズ刊)
11刷
ほるぷ出版
1988年7月20日発行
定価:新刊としてはセット販売(8万9200円)のみ
268×228mm
<商品の状態:本体は良好・函つき(函はふちの一部に接着剤の経年劣化による茶色いしみ)>

★原題 「The Dog's Dinner Party」1870年

上流階級の犬たちにまぎれて、作法をわきまえないブル・ドック氏が巻き起こす騒動を描いた絵本。
擬人化された犬たちの絵が美しくまたユーモラスである。
ジョージ・ラウトリッジ・アンド・サンズ社で1866年から出し始めた「シリング・トーイ・ブックス」(1シリングは12ペンス)シリーズの第45巻。「トーイ・ブック」という言葉は、おもしろい話、おかしな物語という意味で、シェイクスピア時代にすでに使われていた。
1870年の新聞「スタンダード」紙の書評で「ラウトリッジ社の1シリング絵本は、どの社のものよりも優れている。12ペンスでなく、たとえ20シリング払ったとしても、これ以上の絵、印刷、色を望むことはできまい。」と言われたのもうなづけるほど、色彩が美しい。
本書を着色印刷したのはクロンハイム社。この会社で刷った本には画家の名が明記されていないので、作者は不明だが、
ジョン・ドーソン・ワトソン、ヘンリ・ステイシー・マークス、フレデリック・ウィリアム・キール、ハリソン・ウィーアの4人のいずれかではないかと推定されている。
表情豊かでユーモアあふれる犬たちの挿絵が素晴らしい。
ブレンハイム氏はとても紳士的な犬で、夫人も極め付きの淑女。ハイドパーク近くの素敵な家に住む二人は、晩餐会に上流の犬たちを招待するが、ブレンハイム氏は嫌な顔をする夫人の助言もきかず、「仲間はずれはしないよ」と評判の悪いブル・ドッグ氏にも招待状を出す。優雅な社交が行われるなか、ブル・ドッグ氏は、抜け出して、階下で召使いたちの食事を全部食べてしまったり、追い出されたあとも、いたるところで失態を演じる。晩餐会がだいなしになって、かわいそうなブレンハイム夫人。
「いやしい仲間は常にさけるように」という教訓めいたお話だが、内容よりも、挿絵の絵の素晴らしさと、クロンハイム社で着色印刷された、色の美しさに心奪われる1冊だ。

(サブ画像で、函とカットの一部を紹介しています。
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★この本は、「オズボーン・コレクション<全34冊+付録+解説・絵本ガイド>」というセットの一部です。
バラのものが入手できれば、別途出品しますが、この商品については、分売できませんので、ご了承ください。
(単品では注文できないように売り切れ表示が出ていますが、セットのご注文は承っています)

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*表示の価格は、分売する場合を想定した参考価格で、刊行当初から、セット販売のみの本なので、各巻に定価はありません。)
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