ジョン・ギルピンの愉快なお話(ウィリアム・クーパー作 ランドルフ・カルデコット画)
11刷
ほるぷ出版
1988年7月20日発行
定価:新刊としてはセット販売(8万9200円)のみ
230×204mm
<商品の状態:本体は良好・函つき(函は小しみ、微よごれ)>

★原題 「The Diverting History of John Gilpin 」1878年

ランドルフ・カルデコット(コールデコットともいわれる)はイングランドのチェスター生まれ。優れた彫版師エドマンド・エヴァンズと組んで、マザー・グースなどを題材にした多色木版の絵本を出版。絵が文章の添え物ではなく独自の表現を担うという現代絵本の基礎を生み出した。エヴァンズが仕事を依頼した3人の絵本画家(カルデコット、グリーナウェイ、クレイン)のうち、最も活気にあふれ、温かみがあり、のびのびとした筆致をしめした人である。
その業績に因んで、1983年にアメリカ図書館協会によって「カルデコット賞」が設立されたが、そのメダルには全速力で馬を走らせるジョン・ギルピンの姿がデザインされている。絵本の美しさとその喜びを最もよく表現した挿絵画家に与えられる賞である。
『ジョン・ギルピンの愉快なお話』は、カルデコットが39歳で早世するまで、16冊出版されたトーイ・ブックのうち、1878年のクリスマス向けに作った最初の2冊のひとつ。最も人気のある作品で、第1刷1万部がたちまち売り切れ、第2刷が間に合わないほどだったという。
1782年に「 The Public Advertizer(パブリック・アドヴァタイザー)」という雑誌に掲載された詩人ウィリアム・クーパーの戯詩を絵本にしたもの。
刷新的なセピアのスケッチと、18世紀のイギリスの田園の雰囲気を動きと明るさを持って描いたカラー絵のどちらもすばらしい。
奥さんに、結婚記念日のお祝いに、郊外のレストランでの食事をねだられたロンドンのリネン商人、ジョン・ギルピン。
家族だけで馬車がいっぱいで、自分は友だちの馬を借りて出かけることになったが、馬が猛烈に駆け出し、待ち合わせ場所を通りすぎ、友だちの家まで、ぼろぼろになってたどり着くも、今度はロバのいななきに驚いた馬は、来た道を逆に大疾走。これまた止まることを知らぬ勢いでやってくる夫を見つけた奥さんが、若者に「あの馬をつれてきて」と頼むが、つかまらない。他のだんな衆、町の者も後に続いて、一大レースのような展開。駆けて駆けて駆けて・・・とうとう朝から一度も馬からおりることができなかった哀れなジョン・ギルピン。帽子は飛ぶは、かつらは飛ぶは、マントのボタンははずれて終いには脱げてしまうは、満身創痍のジョン・ギルピンの姿は、可哀相なのに、ついつい笑ってしまう。

『復刻 世界の絵本館―オズボーン・コレクション』では、同じカルデコットの作品『ジョン・ギルピンの愉快なお話』と『森の中の子どもたち』を2冊1組として、ひとつの函に収めている。

(サブ画像で、函とカットの一部を紹介しています。
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★この商品は、「オズボーン・コレクション<全34冊+付録+解説・絵本ガイド>」というセットの一部です。
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*表示の価格は、『森の中の子どもたち』とのセットでのお値段です。
ただし、分売する場合を想定した参考価格で、刊行当初から、セット販売のみの本なので、各巻に定価はありません。
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